GW自己研鑽プログラムのすゝめ(愛知編)

〜観光と学びを両立する、新しい社員育成のカタチ〜

ゴールデンウィークは多くの企業にとって一時的な業務の落ち着きと、社員にまとまった自由時間が生まれる期間です。この期間を“休養”だけで終わらせるのではなく、“自己研鑽”のチャンスに変えることで、企業と社員の双方にとって大きな価値を生むことができます。

特に、ここ愛知県は、ものづくりの中心地である一方、歴史・文化・自然も豊富に残る土地。自己研鑽のテーマを「ビジネススキル」に限らず、「人間力」や「価値観の再構築」に広げていくことで、社員の視野を広げ、より高い視座を育てることが可能です。

トヨタの源流をたどる:産業と革新の学び

愛知県といえば、トヨタグループをはじめとする「世界の工場」です。
トヨタ産業技術記念館やリニア・鉄道館では、製造の歴史や技術革新のプロセスを学ぶことができます。
これらの施設は「なぜこの地に産業が育ったのか」を学ぶ教材ともなり、若手社員には仕事の本質や、効率・品質の概念への理解を深める場となります。

特に製造業の企業としては、社内研修企画として「製造業の原点と未来を学ぶ研修旅行」などもおすすめです。
愛知県としては自動車産業は切っても基地離せないものです。この機会に学びを与えてみてはどうでしょう。

歴史からリーダーシップを学ぶ:三英傑ゆかりの地巡り

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康――日本を代表する三英傑がすべて愛知出身。
清洲城、名古屋城、岡崎城を巡ることで、時代を切り拓いたリーダーたちの足跡から「変革力」「統率力」「覚悟」を学ぶことができます。

中堅層や管理職には、歴史を知ることが好きな人もいるはずです。
歴史的背景を知ることでリーダーシップの本質を考える良い機会となるでしょう。
ただ、なかなか自己研鑽に歴史を知る機会は少ないと思いますので、自己研鑽手当のようなものを準備してもいいかもしれませんね。

禅×マインドフルネス:心を整える体験

愛知県内には、禅体験ができる寺院や宿坊が多数存在します。
犬山の瑞泉寺や、豊川稲荷、知多半島の曹洞宗系寺院などを訪れ、写経・座禅・精進料理を通して“静”の時間を体感。
日々の業務で忙殺されるビジネスパーソンにとって、思考の整理・精神の安定は、パフォーマンスを高める基盤となります。

実際、弊社の知り合いの企業様において、禅を体験してもらって、心が豊かになったという方もいたそうです。
禅というツールを使わなくてもマインドフルネスというテーマで研修をすることは可能です。

郷土文化とコミュニケーション:外部刺激による発想力向上

有松絞り体験や常滑焼の陶芸体験など、地場産業に触れることで、視覚・触覚・創造力が刺激されます。
チームでの参加により、普段は見られない社員の個性や表現力が浮き彫りになることも。
これは、職場に戻った際の“対人理解の深化”にもつながります。

若いうちから、いいものに触れておくことは重要です。その機会はなかなか自分でとることができないため、会社として機会をつくってあげてはいかがでしょうか。

なぜGWに自己研鑽をすすめるのか?

  • 通常業務と切り離された時間だからこそ、「じっくり内省」できる
  • 社員の“自発的な学び”を促しやすく、モチベーションを引き出せる
  • 観光やリフレッシュと融合でき、抵抗感なく参加できる
  • チームで参加すれば、コミュニケーション研修にもなる

特に新入社員〜中堅社員層に対しては、「GW明けに一段成長して戻ってくる」ことが、今後の成長スピードにも直結します。


最後に:企業としての支援が価値を生む

もちろん、すべてを会社主導で実施する必要はありません。
しかし、「推奨する」「補助を出す」「一部研修扱いとする」といった小さなアクションが、社員にとっての学びのハードルをぐっと下げ、自己研鑽の文化を育てます。

愛知県という地域特性を活かし、観光と学びを両立した「価値あるGW」を演出してみてはいかがでしょうか。
社員一人ひとりの内面に火を灯すような自己研鑽が、会社全体の未来を明るく照らしていくはずです。

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